弾き語り。【スピッツ/君が思い出になる前に】
年末に上げた弾き語りの音源。
これらは、自作した防音室の中で録音しました。
木材を買い、運び、打ち付けたりなんやして、制作しました。
まぁまぁのお金がかかり、まぁまぁの疲労を溜め、まぁまぁのものが出来ました。
それ以前の音源と聴き比べると分かると思いますが、音が鮮明に聴こえるはずです。
これは、今までの音源には「反響音」が入っていたためです。
「音」というのは物に当たり、反射します。トンネル内で「わっ!」と叫ぶと「わっわっわっ…」と反復し「わっ(わーーーーん)」と響くように。(ディレイとリバーブ)
これが録音に入ってしまうと、楽器本来の音では無くなります。
例えばギターなら、ギターから出た音と壁から跳ね返った音が入るわけですからね。共鳴とか振動とかもありますし。
それが防音室内であれば、その反響音がほぼほぼゼロになっています。「わっ!」と叫んでも跳ね返らない。
これを音楽の現場では「デッドな環境」と言ったりします。反響音が無い(=死んでる=デッド)という事です。
これで初めて楽器本来の音が綺麗に録れるわけです。歌もね。
さてさて、そんな環境で録ったのが「君が思い出になる前に」です。
スピッツ初期の名曲ですね。「RECYCLE-Greatest Hits of SPITZ-」というベストアルバムを当時カセットテープに取り入れ、良く聴いていたことを思い出します。
RECYCLE Greatest Hits of SPITZ
- アーティスト: スピッツ
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1999/12/15
- メディア: CD
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ちょうどこの曲の時に、使用してたカセットテープの片面が終わりB面に切り替わるタイミングで、その切り替わる間を今でも思い出すことが出来ます。
スピッツはほんとうに素晴らしいバンドです。スピッツから学んだこと、学べることが沢山あって、特に最近ものすごく意識してしまっています。
今までまぁまぁの数のオリジナル曲を作ってきたけれど、やはり趣味が出、ラウドな曲を作りたい衝動がありました。簡単に言えばロックですね。エレキギターをかき鳴らして…みたいな。
でも、nanaをするようになって、自分の中でアコギへの熱量が増えました。それはいつもコメントを下さっているフォロワー様のおかげでもあります。あ、こういうのが評価されるんだなってだんだん分かってきたというか。僕には多分ロックな歌い方であるとか、曲って合わないんだなぁとw
やりたい音楽と向いてる音楽は違うと言うけれど、自分もそうだとは。
ま、nanaでは好き放題しますがw、オリジナル曲を作るにあたっては、そういうの意識しなきゃなぁと最近思っているわけです。
そこで、スピッツです。
スピッツの草野マサムネ氏のボーカルは特異です。あんなにピュアな響きを持っているのにロックな歌い方も出来る。変わらないようで変わっている。すごい。
おこがましいけれど、あんな風になりたいなぁと思います。自分の声質と、もっともっと向き合って、自分ならではのものを作りたいなぁと。
そういう意味も込めて伴奏ではなく、弾き語りとして投稿しました。
2018年は伴奏者としてよりも、歌い手として頑張りたいなぁと思っていた年末の投稿なのでした。